ハエの視点、鳥の視点
イライラの感情に振り回されない人生を手に入れよう、
アンガーマネジメントコンサルタントのえっちゃんです。
アンガーマネジメントは怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングです。
前回の記事『イライラしても笑い飛ばせるためにすること』 https://wp.me/pa8tHj-9f
で、「出来事を俯瞰して見られると・・・」と書きました。
「俯瞰してみる」ってどんな状態を指すんでしょう?
全体を見渡す、という意味合いで普段使っていますね。
【俯瞰/ふかん】
上の方から見渡すこと。下方を望み見ること。
出典:小学館『日本國語大辞典』
上の方から見渡すイメージでは、
”壁にとまったハエが見ている感じ”
”テレビの収録のスタジオで上(天井近く)から撮ってるカメラの視点”
なんて言い回しを見たことがあります。
もう少し物事との距離(高い視点)が欲しいなぁ、
広く全体を見渡すイメージの言葉はほかにないかしら、と思いました。
そうしたら、ありました!
私が納得した言葉はこれです。
【鳥瞰/ちょうかん】
(鳥が空から地上を見下ろすように)高い所から広い範囲を見下ろしながめること。転じて、全体をひと目で観察すること。
出典:小学館『日本國語大辞典』
鷹が上空を飛びながら森や林を見ている映像が浮かびました。
二つの言葉の違いは、
【俯瞰】上の方から下の方を見渡すこと。高さの定義は特にない。
【鳥瞰】飛ぶ鳥のように高い所から広い範囲を一目で観察すること。
(「俯瞰」と「鳥瞰」意味の違いと使い分け方|言葉の救急箱 )
「俯瞰する」よりも「鳥瞰する」の方が視点の高さがありますね。
見ている物事への距離は、出来事への心理的距離に通じるものがあります。
ある程度心理的距離をとれた方が、冷静さと気持ちの安全が保てますから。
アンガーマネジメントを使って、きょうもご機嫌な1日♬